010/梶谷早知さん

まいばら暮らしを楽しむ人010/梶谷早知さん

子どもたちが自分の過ごし方を自分で決めて自由に過ごせる「冒険遊び場あじっこパーク」を大野木で運営されています。

移住のきっかけになったことはなんですか?

米原市へ移住する前は名古屋駅の近くの住宅街に住んでいて、その前は東京で働いていました。
でも、私は島根県の山合いの地域で育ち、また、農家だった祖父母の家で過ごした思い出が自分の根っこになっていて。なのでいつかは自然に囲まれた場所で暮らしたいと思い続けていました。また、夫は名古屋や東京などでの転勤がある仕事なので、夫が単身赴任の時でも、自分が「ここなら安心」と思える場所で子育てしたいと考えて移住を決めました。

移住先の条件は、夫が名古屋まで1時間以内で通勤できる場所でした。
実は、東京に住んでいた時に、初めて「冒険遊び場(プレーパーク)」という取り組みに出会ったんです。指導者や決まったプログラムはなくて、子どもたちはたき火や工作など、好きなことをして自由に過ごし、大人たちは「お互い様」の気持ちで子どもたちを見守り合う、子どもにも大人にもやさしい遊び場でした。そこがとても居心地がよくて、いつか自分も冒険遊び場を立ち上げてみたいと思うようになりました。

移住先を探す中で、米原市には冒険遊び場が3つ(2016年当時)もあるということを知りました。人口がそれほど多い地域ではないのに、子どもたちへの思いを持った方がたくさんいるんだなとびっくりしました。さらに、米原市には冒険遊び場への補助制度もあって。子育てに対する思いや熱量もすごい!と感じて米原市への移住を決めました。

米原を拠点にしてみて良かったところはどこですか?

米原…というか大野木が良すぎました!(笑)ほんとにすごいんです!大野木には「大野木長寿村まちづくり会」という、シニアの方が中心になって活動されている団体があるんですね。毎週土曜日には地域の交流の場として食堂が開かれていて、その食堂に名古屋からお邪魔したところ、大歓迎してくださって。その出会いをきっかけに、大野木を拠点にした「冒険遊び場あじっこパーク(以下、あじっこパーク)」を作りたい!と思うようになりましたし、ここで出会った方々がご近所さんでいてくれることに喜びを感じました。

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