令和5年1月、米原市サテライトオフィス誘致PR事業の一環として「米原現地見学ツアー」を開催いたしました!
米原市サテライトオフィス誘致PR事業を運営する、はかどるまいばらとして、株式会社いろあわせさんにご協力いただき、今年度は2度のオンライン説明会と現地ツアーを開催。2回目の開催となる今回の現地ツアーは定員5名のところ、なんと12名もの参加者の方にご参加いただき、スタッフを含めると17名の大所帯でのツアーとなりました。
まずはこの大人数の受け入れをお引き受けくださった、番野様、Nakamura様、春テラス様には心より感謝申し上げます!
さて、10時に、駅直結!米原市が誇るサテライトオフィス施設「TETTEまいばら」に集合いただいた参加者のみなさまは、東京や埼玉、大阪、岡山など多方面からお越しいただき、その中にはなんと滋賀の大学に通いたいという外国籍の方も。みなさん、前泊などなしで当日に新幹線や車でご来訪いただけ、米原市のアクセスの良さを実感していただけたのではないかと自負しております。
「TETTEまいばら」で簡単に趣旨の説明をしたあと、市役所の中をご案内して、コンベンションホールで米原市の説明とみなさんの自己紹介を行いました。ワーケーションの候補地探しとして参加された方や、仕事のリタイアした後の田舎暮らしの候補地として参加された方サテライトオフィス事業を米原市で検討されたい方や、すでにそれに向かって動き出されている方など・・・本当に多様な思い出参加された皆様。
案内するこちら側にも気合いが入ります!
市役所を後にして、古民家をDIYしてオフィスにしている「合同会社ゴチャトレーディング」さんの事務所へ。・・・ってこれうちの事務所です。
私も米原市の魅力に惹きつけられ、元々DIYが好き&一生飽きない遊び場が欲しいという超個人的な理由で2021年に米原市に築70年の古民家を購入。全くのど素人ながらコツコツとDIYを行い現在、言葉では語り尽くせないほど最高の事務所として活用しています。
実際に古民家購入の費用や、DIYにかかった費用、それ以外にも結構かかるプロにしかお願いできない工事費用など全部お話させていただきました。もちろん、購入までのプロセスも。
米原市には空き家対策研究会があるので、入居してからの地元の方とのトラブルが一つもないという素晴らしい事実もお伝えいたしました。
事務所に到着するなり、みなさん思い思いに隅々まで見学され、いつか自分もDIYで古民家改装をしたいという方からはたくさんの熱い質問をいただきました。こうして自分で手がけた事務所を見ていただくというのは、はっきり言ってうれしいわけですwww
その後、米原駅西側にある、老舗の和食・すし処 番野さんにて特製ランチを全員で堪能。琵琶湖の幸をふんだんに使った、この日のためだけにご用意いただいたスペシャルな昼ごはん。鮒寿司やビワマスのしゃぶしゃぶ、お造り、など湖魚料理の数々にみなさんの会話も弾みどんどんと打ち解けていかれる様子が、主催者側としてもとてもうれしい時間でした。やはり美味しい料理がもたらす効果は絶大!
番野さん、本当にありがとうございました。
番野を後に車を走らせること20分。米原市の柏原地区にある「Nakamuraさん」家をご訪問。
Nakamuraさんは柏原当場所に惚れ、気に入った空き家を見つけるために、一旦隣の街の長浜市に1年間引っ越して物件探しをしたというツワモノ。さらに現在の自宅兼職場だけではなく、柏原そのものを盛り上げようと、同じ通りに複数の物件を購入してリノベーションしてしまうという規格外の方です。
ご自宅は地元の匠工房さんにイメージを伝え、ほぼほぼ丸投げ状態でリフォームをご依頼されたそうですが、思い通りに仕上げてもらって大変満足しているとのことでした。1階を仕事場andフリースペースに設計されており、生活エリアは2階へ集約されている設計はとてもおしゃれ!特に部屋のど真ん中に配置された螺旋階段はご自宅のイメージを決定づけるほどの存在感でした。
超素敵なご自宅のあとは、自宅と同じ通りにあり、Nakamuraさんが手がける第2の拠点へ徒歩で移動。今後お蕎麦と無農薬野菜の定食のお店にするために現在改装中の店舗を見学させていただきました。スケルトンの状態でも十分素敵なお店になりそうな気配が漂ってくる建物。店舗の古い柱に新しい木材で補強をしているところの木の年輪がピッタリあっているという奇跡にみなさん驚愕!
大工さんの腕の良さとNakamuraさんの「もっている男」感を感じる出来事でした。
ちなみにNakamuraさんの仕事はCGクリエイター。みんな知っている、仮○ライダーの変身シーンや、有名な掃除機のCMで機械の中身がバーンとバラバラになって見えるシーン、日本を代表する女性テクノPOP3人組のMVなど、それはそれはすごいお仕事をされています。米原の柏原で。
Nakamuraさん、今回も本当にありがとうございました。
そこから車で走ること15分。
次の目的地、春を照らす、春照とかいて・・・さてなんと読むでしょう。
答えは春照(すいじょう)。
滋賀県でもTOP10には入る難読地名です。もともとは春(シュン)照(ショウ)がなまってスイジョウになったそうです。(諸説あり)そんな米原市が誇る(?)難読地域に新たに誕生しようとしているのが「春テラス」という宿泊施設です。春テラスはただの宿泊施設ではなく、本格的な厨房が一体となった宿泊施設で、自分たちで調理することはもちろんのこと、地域のシェフを招いて食事会を開いたり、店舗を持たないシェフがお試しでパーティーを開いたりすることも可能な、新しいスタイルの宿泊施設です。
こちらを制作しておられるのが東京で不動産業を営んでいる、株式会社NEOの岡本さん。米原駅前にEAST ONEというコワーキング施設も計画中で、まさに米原市サテライトオフィス事業のモデルになるような取り組みを行ってらっしゃる会社の社長さんです。
そんな岡本さん直々に2023年春ごろオープン予定の春テラスの内部をご案内いただきました。
こちら1階がかなり贅沢な設計のダイニングキッチン、そして2階が宿泊スペースになっており、何より特徴的な部分が室内から外まで繋がる関ヶ原の石材で作った超巨大なダイニングテーブル!!参加者の方からは、建物に関することはもちろん、今後の運営の方法や、ビジネスモデルにまでお話が及びとても現実的な話が飛び交っておりました。
そこから市役所へ戻り、一旦解散。その後、希望者だけで同じく岡本さんが手がけるMAIBARA EAST ONEを見学。
こちらはコワーキングスペースと、レンタルオフィスになっており、米原駅から徒歩5分の超好立地。米原駅東口からほぼ一直線で到着するので、体感的には本当に5分もかからないくらいのイメージです。ここでも参加者の皆さんからは、運営のイメージやビジネスモデルについて多くの質問が飛び交っていました。
最後に後日皆様にお願いしたアンケート結果から一部を抜粋してご紹介したいと思います。
・駅隣接の市役所でコワーキングスペースの整備、しかも無料というのは凄いと思い、参加しましたが、元々建築やDIYにも興味があったのでとても満足です。運営側でコミュニケーションをとれるように配車や自己紹介などを考えて下さったのもよかったです。
・実際に古民家を改装されている内容を直接拝見することが出来、大変興味深く感じました。どんな想いでリフォームされたのか、どんな方法を取られているのか、リフォーム後の使い方などを直接ご質問させて頂きました。工務店さんの内覧会では得られない情報がたくさんあり、大満足です!
・古民家をガチで修復する『覚悟』のようなものを感じさせていただきました。手間と時間とコストをかけて、丁寧にリフォームされた古民家の評価は、もう少し高まってほしい。魅力を発信して多くの人が見れるようになってほしい。また、もうすこし手軽な活用スタイルも用意してほしいと感じました。スタートアップ企業などが低コストで始めて、ビジネスの成長と共に古民家の改修も続けていくような、ハードルの低いやり方があってもよいかと。
などなど、皆様貴重な意見を本当にありがとうございました!
また来年度も形を変えて、このような移住やサテライトオフィスに関するツアーを企画していきたいと思いますので、参加を検討中もまだされていない方は次回米原市でお会いいたしましょう!